職人が100年、150年使ってもらおうと一生懸命技を使って物造りに励めば、おのずと皆様にも大切に使いたいという気持ちを持っていただけると思います。
日本人の体格・生活に合った図面を引き、何回も何回も習作をし完成させてきました。だからこそ、お客様に大切に使っていただけたと思います。
手作りの物には、そういう職人の心遣いが生きています。優しさと温かさ、そして使い手が楽しむ心が生きています。
みんなが楽しく集う所に、職人たちの正直な手仕事からうまれる、木の暖かみの感じられる、テーブルと椅子をぜひ使いたいものです。
職人たちが一点一点、技と心を注ぎこんで作る正直な手仕事は、歳月を経るほどに輝きを増し、本物の味わいを深めます。
それにより親から子へ永く使っていただきたい。
松本民芸家具の職人たちは、一人が一つの 作品を受け持ち、手製のノミやカンナで、削り、磨き、組み立てる。決して流れ作業はしません。それぞれに異なる無垢材の癖を読み、木と語り合いながら、 たっぷりの時間と手間を注ぎます。一品製作から生まれる手仕事の魅力。それは、大量生産された家具とは明らかに違います。